渡波漁港の瓦礫撤去2012/9/4.5 |
9/4、5に石巻で行われた渡浜(漁港付近)海岸クリーン作戦に参加してきましたので、 その様子をレポート致します。 9月4日 9:00頃〜テカさん、福幸建創の皆さん(男性2名、女性4名)、ちゃーさん、私の9名で 作業を開始しました。 事前に、本日の天候、満潮干潮時刻(満潮9:00頃と17:00頃、干潮13:00頃)等を確認。 作業中は常にラジオを拡声器を通して流し、最新の情報に耳を傾けられるようにしました。 この日の主な作業は、瓦礫の仕分けと引き上げでした。 午前中、私は他の女性陣と一緒に堤防の上に残り、瓦礫の引き上げと運搬を行いました。 午前中は敢えて堤防の上で作業したのですが、ここまでで、堤防の下に降りて作業することが 私でも可能だと判断しました。 満潮時においても、仕分け作業する場所(テトラポットの手前)は海と隔てられている・足元は 砂浜であることが確認できる・テトラポットに上らずとも、 手前での作業が最も人手と労力がかかる等が理由です。 午後は私も堤防の下に降りて、仕分け作業を行いました。家や家具だったことを うかがわせる木片や発泡スチールは本当に沢山堆積しておりましたが、 この場面こそ重機などでは代替できない、 手作業による地道な仕分けが必要なところでした。 引き上げでは重機が活躍するかもしれませんが、引き上げる1トン袋への袋詰めは マンパワーの必要性が大であると感じました。そして、 作業を進めていくに従って、元の砂浜がどんどん見えてきました。 9月5日 この日も天候、海の状態を確認して出発し、8:00頃海岸に集合。 この日のメンバーは、テカさん、福幸建創の皆さん(男性2名、女性2名)、ちゃーさん、純祥さん、 埼玉からいらっしゃった会田さんの知り合いの消防士さん8名の合わせて15名です。 8:30頃にはクレーン車が到着し、準備の後、大きな瓦礫や1トン袋の吊り上げを開始しました。 引き上げの際は、業者の方が少なくとも堤防の下に1名、上に2名いて、周囲の状況を 確認しながら、連携して操縦士にサインを出していました。 ロープやチェーンの固定は、業者さんや、その立ち会いのもと消防士さんがやったり、 テカさんがやったりしていました。 私たちは荷物引き上げの際、荷物の下に入らないように注意して場所を異動しつつ、 仕分け作業を行いました。 船などの特に大きな瓦礫の吊り上げの際は、堤防の上に上がって離れているように 指示がありました。 詳しい量は把握していませんが、引き上げた瓦礫は大型トラック&超大型トラック 何台分にもなったと思います。 今回で大きな瓦礫はほぼ撤去されたので、今後は細かい瓦礫の地道な仕分け作業が メインになると思います。 因に、皆さん各自持参した作業着、ヘルメット、厚いゴム手袋、安全靴などで 作業しておりました。 私はスパイクの付いた磯釣り、堤防釣り用のシューズを履いていましたが、 その必要はないと思いました。滑りにくい靴であれば十分です。 ただ、釘剥き出しの木片もあるので、踏み抜き防止用の対策は必須と思われます。 ライフジャケットについては、テトラポットに上がる方は必要かもしれませんが、 今回、各々率先して上がって作業してくたさった方々 (福幸建創の皆さんや消防士の皆さん)は特別に希望しておりませんでした。 最後に個人的な感想です。 福幸建創のお姉さんたちが、私の動いてる姿を見て「わざわざ北海道から来て、 石巻の為にこんなに頑張ってくれてんだもんなー。 私たちも頑張らねぇとな。」と言って、それ以降お昼休みを一番に切り上げて、 堤防の下に降りていくようになりました。 私はその姿を見て、単純に、やっぱ参加してよかったなぁ。と、思いました。 ただし、皆さんのお言葉や助言を聞いて、心構えをし、一つ一つの行動に十分注意し、 怪我なく戻って来ることができました。 これも笑顔隊の皆さんが真剣に安全について考えてくださったからこそと思います。 ありがとうございました。 by桜ちゃん |