メモリスピーチの感想 2014/11/1



11月1日に東日本大震災震風化防止プロジェクトのメモリースピーチコンテストに参加しました♪
その日の為に苦心して作った映像が上手く流れず、落ち着かない状況だったのと、とても朝から緊張していました。自分としては、残念だったな。。と感じましたが、
“かっこよかったよ!!”
いっぱい伝わってきた!!”
“物凄い行動力に驚き、尊敬します。”
など前向きな意見を会場に応援にかけつけてくれた友人やその場で初めて会った方々からも頂戴しました。


石川県から応援にかけつけてくれた元ボランティア仲間に以下のメッセージ頂きました。
“発表という貴重な場に一緒に居られて応援出来て見ることができ、嬉しかったです!!
石巻で仕事をし、復興に携わり、地域の人と関わって活動し、生きる優しく力強い姿勢はあの場での賞以上のものです!!”

やはり出てよかっです!!
ここでの出会いをこれからに繋げて、マキコ引き続き、頑張りま〜す♪
P.S.昨日の宮城TV夕方のニュースでマキコ映っていたそうです。本人はみておりませんが。。



『サルサで始まったマキコの復興支援』



11月1日に東日本大震災震風化防止プロジェクトのメモリースピーチコンテストに参加しました♪

スピーチタイトル『サルサで始まったマキコの復興支援』

はじめまして!!私、藤井麻貴子こと、マイメロまきこと申します。
皆さん、サルサってご存知ですか????サルサは、キューバ発祥の男女ペアダンスです。都内では毎日のように何かしらサルサのイベントがあります。

この震災を機に “東北の方のお力に少しでもなりたい”
“同じ日本人としてできる事は何でもしなくちゃ!!!”という想いから、東京の中野サンプラザを拠点に東日本大震災のチャリティーサルサイベント・エクセレンテサルサを主宰しておりました。
営利目的ではないので必要経費以外の収益金は全て、この震災の義援金として日本赤十字社や石巻で震災当初から今も毎月2回震災ボランティア活動をしている埼玉県川口市のNGO魅来・笑顔届け隊に支援金として去年の3月まで約2年間、毎月寄付させていただいておりました。

私は、震災の2ヶ月後から、石巻でのボランティア活動に携わるようになりました。
お仕事のお休みを利用して、笑顔届け隊のメンバーと共に第2第4の週末に、今も継続してボランティア活動を行っております。
一昨年、石巻の渡波海岸で瓦礫撤去作業を無我夢中で8週末連続で作業をした経験があり、交通費はクレジットカードで支払いしていたので、あまりお金を使ったという実感がなく、気がついたら銀行の口座に1,500円しかない事もありました。その事もきっかけで、私は去年の5月に板橋から石巻に引っ越してきました。

去年の5月に仙台で車両系建設機械という重機の免許を取得し、一昨年7月石巻市潮見町に完成した瓦礫焼却炉にホイールローダーという重機に乗り、瓦礫を投入するお仕事に今年の1月迄従事しておりました。その資格を活かし、現在では復興事業にはかかせない道路や建物の基礎・土地の嵩上げに使われる砕石がある砕石場の現場で働いております。
こういったお仕事に従事することにしたのは、やはり自分が今まで経験した事のない事に
一からチャレンジして頑張れば、“一緒に頑張りましょう!!”と言えるんじゃないかなと感じたからです。
もともとは港区赤坂の森ビルの受付のお仕事など、接客業に携わっておりましたので、全く経験のない分野への転職となりました。自分がホイールローダーという重機をここまで好きになるとは想像しておりませんでしたけどね。

被災地では初夏から秋口にかけて、家を津波で流された跡地に草が茫々の空地が沢山あり、草原の中に家がポツポツあるような状況です。私が住んでいる石巻市湊町もその一つで、害虫や足長蜂が発生して窓も開けられない方がいらっしゃいます。
市役所に相談しても取り合ってもらえずに困っている方とも実際お話しました。
そこで、一人でも多くそういった困った方のお手伝いをさせていただこうと先々月までは草刈ボランティア活動しておりました。震災後一度も草刈りしていないところには、必ずと言っていいほど足長蜂の巣があり、私も草刈り機で刈っている最中に刺されました。それを機に草刈りだけではなく、足長蜂の駆除も始めました。ゴミもポイ捨てされたものや不法投棄のゴミ、震災で流されたと思われる瓦礫があります。。。

草刈りしていると通りがかりの方に“暑い中、御苦労さまです”と声をかけて下さる方、急遽、“おらの家の前もやってけろ”と頼まれる方、“ありがとうございます”と手を合わせられる方、飲み物を差し入れして下さる方、一緒に草刈りして下さる方、震災当時の事をお話して下さる方など地元の方に密着した活動ができます。草刈が終わった後はとっても清々しい気持ちになりますし、なんといってもこちらの方に喜んでいただけてホンとよかったなと感じます。

渡波海岸では前にも述べた通り、瓦礫撤去作業に8週末連続で板橋から通いました。
そんな思い入れがある渡波にふらっとマラソンにいったところ、今まで瓦礫撤去作業の時には見たことがない風景がありました。公園が新しくできた事は喜ばしい事ですが、周りが草茫々でゴミがそこら中にポイ捨て。
中には悪徳業者が不法投棄したと思われる石膏ボードや道具など、信じられない状況です。
公園で遊んでいる子供たちやまた頑張って家を建て直したり、リフォームしたりして一生懸命生活を立て直そうとしている方達にとって、決していい状況とは言えません。
そこで、私は地元の方々と一緒にこの渡波海岸の防波堤沿いのゴミ拾いのボランティア活動を10月から行っています。

活動をしていると散歩している方によく話しかけられます。
“どうせやってもまた次の週は汚くなってしまうよ”というあきらめた方も中にはおります。“だけど何もしなかったら変わらないし、ゴミがもっともっと増えていってしまうかも知れないじゃない!私たちは毎月第2第4週末は必ずここに来て、絶対、綺麗にします!!とお答えたところ
“本物のボランティアだな!!震災当初の事思い出すな〜”と震災当初お話をいろいろして下さり、”あの時もボランティアさんに助けられたな〜”と懐かしみ、ニッコリして帰っていきました。この活動を通して確実に地元の方々が、変わってきています。

私事ですが、マキちゃんずっと毎月毎月ボランティアで凄いね〜!!真似できないよ!!そのパワーはどこからくるの??とよく聞かれます!!私はボランティアに行く前の日に必ずしている事があります。
それは、石巻から仙台にサルサを踊りにきて、陽気なラテンミュージックを聴きながら、適度にお酒を嗜みます。そして次の日、早朝石巻に帰り、ボランティア活動に取り組みます。
サルサを踊った翌日はとてもハッピーな気分でいられますし、実際、脳内のハッピーホルモンが分泌すると科学的にも実証されております。やっぱり、自分が元気でないと他の人を元気にできませんからね!!

この震災を通じて今、自分が当たり前に生活している事がいかに幸せかと気付きました。
私は幸いにも、震災の時は関東に住んでいて何不自由なかったのですが
被災された方達の中には震災当時、毎日熟睡できないし、あったかい食事が食べられず、仕事も家も大事な御家族も亡くされてしまった方が沢山いらっしゃいます。
ですから、この当たり前の生活がおくれている事に毎日、感謝して、お子さんがいたりご家庭の事情で東北のボランティアに来たくても来られない方達の分まで、趣味のサルサも踊りながら笑顔で楽しく、一生懸命この活動を継続して行っていきます。
まだまだ人でが、不足しておりますので皆さまご協力お願いいたします。







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